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2019年の振り返り

2019年も残りわずかとなりました。

本ブログを書き始めて、早いもので10年が経ちました。過去のエントリーを見てみると社会人1年目の年末から、この振り返りを書き始めていたので、社会人10年目という大きな節目の1年でもあったんだなーと今更ながら感慨深い気持ちになりました。

ここ数年は年末の振り返りをするだけの更新となってしまってますが、今年は色んな成長ができた1年だったと感じていますので、しっかりと振り返りをしたいと思います。

※過去のエントリーはこちら→ 2017年2016年、2015年2014年、2013年、2012年2011年2010年2009年


■2019年の振り返り



(1) 事業について

今年の1年間はものすごい変化の多き1年となりました。一つ一つ語るとあまりに膨大な量になるので、箇条書きで書き記すと

・初の株主総会実施
・ハンズオン型顧問の参画
・現取締役の参画
・毎週土曜日昼からの経営会議再開
・ひょんなキッカケで実現した初の新卒入社
・会社名の変更
・社員数が3倍に
・人員増大に伴うオフィス移転
・2回目の投資型クラウドファンディング実施
・web集客の業界内インパクト増大
・コンサルティング事業本部の立ち上げ
etc

色々ありました。。
2019年の前半はまだ良い兆しが見えない中、どうにかチャンスを手繰り寄せてギリギリ進んでいるような状態でした。
そんな中、本当に今思うと不思議な色んな機会を元に、事業の立て直しから急成長させていくまでを歩むことになれたわけですが、何よりも、ここ数年感じたことがないような成長実感を得れたことが、一番嬉しかったです。

特にここ2-3年は、何をするにも力が入らず、やりきれず、成長している実感を感じることも少なかったように思います。

しかし、今年は創業当時、もしかするとそれ以上の意思と覚悟を持ち、高いモチベーションを持ち続けながら思いっきり仕事できた感覚を覚えてます。

起業してから今年で5年目になりますが、今までやっていた仕事は経営ではなかったなと、これが経営力を高めていくことなんだなということを学び、追求し始めることが出来た、そんな1年だったんだと思います。

とはいえ、まだまだ目標としているラインには遠く及ばない実態が目の前にありますので、来年は今年以上の急成長を実現させ、内外どちらの視点でも強く、素敵な組織にしていければと思います。

(2) 個人として

Ⅰ 諸団体
今年から僕が所属している商工会では、副会長の一人に任命いただき、全国行脚やIT化などの仕事をさせてもらいました。本業との兼ね合いの中、互助会である商工会事業をどのように推進するかは非常に悩ましい部分ではありますが、出来る限りの行事に執行団の看板を背負った人間として参加をし、様々な方々にお会いする機会をいただき、成長の機会をいただきました。

この場を借りて、1年間お世話になった諸先輩方には感謝申し上げます。

また、世界的起業家グループであるEOのwest tokyoという新たに3年前設立されたチャプターに僕も立ち上げ期から所属しているのですが、今年フォーラムで出会い、共に研鑽した仲間の面々にもこの場を借りて、感謝申し上げます。

ⅱ フィットネス
今年はフットサルやキックボクシングなどを出来るだけ習慣的に行こうと新年に掲げてましたが、結果としては今年の後半頃からようやくジムやランニングが定着化してきたので、来年こそは元の体に戻せるであろうと信じています。(笑)
来年にはトライアスロンも復活させる予定で、トレーニングも進めていますので、来年の結果を楽しみにしていてください。(個人的にも楽しみです、、、苦笑)

ⅲ読書
ここ数年はめっきり読む本も減り、インプットよりもアウトプットに偏ってしまっていましたが、今年の中頃から読書の習慣も取り戻し、移動中や帰宅後の夜など、隙間時間に集中して読むことが出来るようになりました。学生の頃から読書は習慣化していたのに、ここ数年出来ずにいたのが不思議でなかなか抜け出せずにいましたが、何とか抜け出せました。。来年はミニマム100冊、できれば200冊は読みたいと思います。


■まとめ



実は、この振り返りを10年前から行ってきましたが、去年の年末は出来ずに年を越してしまっていました。
毎年、このエントリーを書かないと何が何でも飲まないし、テレビも見ないし、人とも話さないと決めていたにも関わらず、去年はそれが叶わなかったのです。

それはなぜかというと、自分自身がこれまで以上に成長出来ていないと感じていて、書く内容や人様にお見せ出来る内容がないと、自信喪失を起こしていたからだと思います。

ブログやSNSに投稿する行為は、自身の考えを発信する場である上で、自分で自分を褒めたいという感情や、皆に自慢したい、皆に認められたいという承認欲求が大きな要素を含んでいると思います。

今思うと、去年は本当に辛くてどうして良いのか分からない感情に悩まされていたんだと思います。

改めて、今年1年を終え、この10年を振り返って感じることは、何よりも大事にしなければいけないことは、本心でやりがいや成長実感を感じられているかどうかという事に終始するなと感じています。

表面的に繕ったやりたいことや、他人の目を意識して掲げた目標を追いかけていても、心は潤いません。
本心でやりたいことが何なのか、本心で何を求めているのかをしっかりと自分の心と向き合い、その先を目指して日々行動する事によってしか、やりがいや成長実感は感じられないし、幸福感を感じられないんだと思います。

そう考えると、今年一番の大きく成長できた点は、自分の心に本心で向き合い、それを出来る限り明確なビジョンに掲げ、そのビジョンに向かう行動を毎日出来るようになれたことかもしれません。


2020年は、間違いなくこれまでの生涯を通じてもっともチャレンジを行い、最も大きな成長を求める1年になると思います。今年以上に仲間と切磋琢磨しながら毎日ワクワクし、忙しく、でも毎日が充実して成長実感を感じられるような1年になると思います。

来年の今頃、この振り返りを読みながら、有言実行できている自分を褒められることを楽しみにしながら、今年のエントリーを終えたいと思います。


本年もたくさんの仲間にさせていただき、ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いします。


2019.12.31 姜 大成

2017年の振り返り

今年もあと数時間を残すだけとなりました。毎年恒例の年間振り返りブログ。ようやくこれで年が越せます。。

※過去のエントリーはこちら→ 2016年、2015年2014年、2013年、2012年2011年2010年2009年

■全体統括
今年は30歳の節目となる1年でしたが、全体的に過去10年間を振り返っても、最も成果を出すことに苦しんだ1年でした。会社組織としても様々な変化があり、仕事においても当初想定していた大型受注が失注になってしまったり、勉学、運動においても反省の残る1年でした。

今年1年間が当初計画通りにいかなかった要因を今日1日振り返りながら模索しました。

これまで愚直に積み重ねてきたPDCAをしっかりと回すことが出来なかった=手抜きをどこかでしていたことが要因でした。

人は、結果を出すためには常に高い目標と具体的な計画を持ち、それを数値化し、毎日その進捗を確認、修正していく必要性があります。この一連の行動を愚直に行うことで、結果として成長実感を感じることができ、高いモチベーションを維持することが出来ます。

今年は、過去経験したことが無いような新たな課題や出来事が何度も目の前に現れました。
何度も何度もうまくいかないことが続くと、いつの間にかネガティブな感情になり、自分の能力や人間性に問題があるのではと自信を失い、その結果成果を出すことが出来なかった。

結局のところ、課題にぶつかったり何度も挫折を味わった時に一番自信を取り戻すことのできる特効薬は、自分自身がどれだけ愚直に行動してきたかを振り返ることでしかないということに改めて気付きました。

来年は会社を始めて4年目になる年です。プライベートにおいても大きな変化のある1年になります。

そんな年だからこそ、もう一度昔学生時代に猛勉強をした時や、前職時代にひたすら営業をしていた時や、起業したての頃、早朝から日が明けるまでひたすら仕事し続けた頃の愚直さを取り戻して、再チャレンジしていきたいと思います。

最後に、今年は個人的には本当に悔しい結果となる1年でした。一方で、本当に貴重で奇跡的な出会いのあった1年でもありました。
まだまだ能力もスキルも非力過ぎる僕にも関わらず、様々な方々が手を差し伸ばしてくださり、成長を期待してくださいました。

正直、今年の僕は皆さんの期待に答えることもできていないし、本当に不甲斐ない想いで一杯です。
ただ、2018年は今年経験させてもらったこの経験を基盤に変え、思いっきり成長をし、皆さんの期待に応えることの出来るように必ず「やります」。

こんな僕ではありますが、どうか来年もよろしくお願いします。
2017年、お世話になった皆さんとまた来年元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております。

良いお年をお過ごし下さい。

2017.12.31 姜 大成

2016年の振り返りと近況報告

ちょうど2年前の話。
街からひしひしと湧き出る成長気運と実際にバンバン高層ビルが建てられていく成長スピードに衝撃を受け、
うかうかしている場合じゃないと、起業を決意した由緒ある場所"ベトナム"から今年は年末の振り返りを書いています。

今年でかれこれ8年目の振り返り。

※過去のエントリーはこちら→ 2015年、2014年、2013年、2012年2011年2010年2009年

総論、今年は変化多き一年であり、覚悟を決める一年となりました。
近況報告も含めてここに書き納め。


■近況報告
そもそも何をしているのか:

Growther

弊社Growtherは、企業が問題に直面した時に、独立経営者やフリーランスなど、マーケティング分野で活躍するプロフェッショナルである「エキスパート」を選定してマッチングする"BIzlink"というサービスを提供しています。
※参考:Biglife21インタビュー記事 http://biglife21.com/companies/12445/

「正社員として雇う」というハードルの高さを下げ、「月や週の数日間だけ力を借りる」スタイルにて専門性の高いマーケティングエキスパートを受け入れることにより、優秀な社員を固定費で雇い続ける余力のないベンチャーや中小企業、WEBやマーケティングノウハウを持たない老舗企業においても、スポットで最先端の戦略や仕組みを取り入れることができ、事業成長をはかることができます。

今の世の中は大企業が優秀な人材を囲い続け都心に優秀な人が集ってしまうため、大手企業と中小、都心と地方の間には大きな情報格差が生まれています。
購買のチャネルがリアルからWEBに変わっていく中、現代のWEBを中心としたマーケティングを外部の業者に頼りっきりで社内に取り入れることのできない中小、老舗企業は良いサービス、良い商品を持っていても戦えない状況が生まれています。

Bizlinkを通じて、優秀なマーケターの知見やノウハウを大手から中小、ベンチャー、老舗企業へと繋ぐことで本当に良いモノを世の中に広めていきたいと考えています。これは会社という形態に捉われず、プロジェクトベースだからこそできる仕組みです。

ゆくゆくは人材の流通に革命を起こし、今治市の"今治タオル"復活を導いた、佐藤可士和さんが手がけられたプロジェクトのような事例を、世界中で無数に生み出していきたいと思っています。


■2016年の振り返り
1. 会社について

組織:当初、一人で始めた弊社も早いもので創業から1年と半年が経過しました。
思えば、昨年の今頃はまだ会社も僕一人で会社と言っても個人事業主に毛が生えたような状況でした。
今ではコアメンバー4名に業務委託3名、インターン4名、エンジェル2名、顧問1名と仲間も増え、
やれることが増えると同時に社会への責任も大きくなってきました。

弊社の特徴的なポイントは、いわゆる正社員以上にフリーランスや業務委託契約の仲間が多いことです。
中にはリモートワークのエンジニアがいたり、平日の夜や土日の空いてる時間だけ手伝ってくれる仲間がいます。

21世紀の働くインフラをつくろうとしている弊社自体が、新しいスタイルの働き方を取り入れ実体験したその良さをお客様にも導入をいただく。そういった好循環を今後も生んでいきたいと思っています。


ファイナンス:創業当時、お金がなくて資本金20万円でスタートをした弊社も、少しずつ実績を積み今年から正式に銀行とのお付き合いもできるようになりました。まだ実績の浅いベンチャー企業にお金を投資する、貸すという行為は未来に対する期待の表れです。この1年間、様々な方々から頂いた期待を背負って、必ずその期待に応える成果を出すため事業に もっと集中し、邁進して参ります。


サービスについて:今年一番決断に苦慮したのが自社サービス"Bizlink"のピボットです。
具体的にはまだお伝えできないのですが、昨年から開発をし続けてきたBizlinkのサービスUVPを変更する決断の必要性があり、数百万と投資をしてきたためサンクコストの呪縛に悩まされながらも仲間と議論を繰り返し、最終的に一から開発をすることに決めました。

来年には新たな形でリリースをすることができるかと思います。
苦渋の決断ではありましたが、この決断が正しかったと言えるよう本当に良いサービスにしていきたいと思います。


海外事業について:今ベトナムに来ている所以でもあるのですが、弊社は早い段階で海外での事業を展開していきます。今年はその覚悟を真なるものにすることができた1年だったと感じています。

マーケティングノウハウやそもそもの人材の専門性の水準には、先進国と後進国の間でかなりの開きがあります。
人口ボーナスが続き、インフレ率、GDP成長率の高い発展性の高い後進国における事業展開において、先進国で培った専門性は有効な知恵となります。海外を跨いだプロジェクトチームで後進国をより良い社会に、より良い市場へと進化を遂げる。大手コンサル会社や大手広告代理店ではなく、小規模で筋肉質の高いプロジェクトチームを無数に産むことで世界の経済、社会の成長スピードを高めることができると考えています。

今の時代、お金は想いのあるリーダーと優秀なチームさえあればVCやエンジェル、銀行、クラウドファンディングを通じて集めることができます。お金と人の流通に変革を起こすことができれば、今の資本主義の構造自体を変革できると信じています。

2017年は海外展開の構想を体現できる1年にしたいと思います。


■反省点について
"経営"のダッシュボード化:個人で営業をしていれば良かった状況から組織としてマネージメントもしつつ会社を前に進める必要性のある環境へと変化をした結果、経営のKPI管理、PDCAの高速回転が非常に大事だと認識するようになりました。

今年は営業はもちろん、ファイナス、採用、マーケティング、ブランディング、業務効率化、サービス開発、アライアンス、、、様々なタスクをパラレルに進めるもののDoだけが先行してしまいCheck機能が疎かになってしまいました。
緊急度は違えど重要度の高い様々な仕事をパラレルに進めるためには経営の状態をダッシュボードのような形で一目で進捗がわかる状態を作らなければ、僕のフロッピーディスクレベルの頭の処理スピードでは追いつかないなと、、。

年始の時間を使ってこの点を改善出来るように頭を絞ってみたいと思います。


本気で"挑戦"をし続けられたのか?:実はこれが今回振り返りをしていて一番自分自身に問いかけたこと。

・自らに負荷をかけ続けられていたか?
・毎日昨日の自分を超えるつもりで1日を過ごしていたか?
・本気で世の中に必要なサービスだと信じて、死ぬ気で頭をひねり、汗をかき続けたか?
・不可能を可能にすべく、自身が持つすべてのリソースを使い倒してきたか?
・そもそもお前は本気なのか?
・真の剣を持って対峙してきたか?
・殺すか殺されるかの覚悟を持っていたのか?
・手抜いてるんじゃないか?綺麗ごと言ってるだけじゃないか?

振り返りをする上で、毎回過去のエントリーをすべて読み返すのですが、8年前の自身が鬱に近い状況にあったことや家業が倒れ、家族全員が途方に暮れていた頃に比べれば、かなり今の状況は改善したし前進したと思います。

ただ、昔は当然のように出来ていた習慣や行動が今はないがしろにされていて、軽く流してしまっている自分がいました。

かれこれ10年前から常に心に刻んでいる言葉、"積小為大"。
大事を成すためには小さなことをコツコツと積み上げていくしかありません。
自分の名前にもある"大成"を体現するために、小事を成す。
天才でもなく、突出した才能があるわけではない僕が出来る事は、誰よりも小事をコツコツと積み上げ続ける事のはず。

初心忘るべからず。


2時間ほど日本よりも遅いベトナムも午後4時を回り、徐々に年末の雰囲気が漂ってきました。
毎年、毎年、年末年始はやってきて、世界に惨事が起きても大統領が変わっても変わらずに時は刻々と流れていきます。

世界中のすべての人に平等に分け与えられている時間。
今や時間以外のものは平等に分け与えられない世界になりました。

経済成長の背景に未だ1日2ドル以下で暮らす人々が20億人もいて、富の格差は日に日に大きくなっています。
中央集権的なシステムから"人"と"お金"の2大経営資源の流通を変革することで、想いのある人や自ら行動の出来る人が当たり前に機会を手にすることの出来る社会を創りたい。

自分に与えられた時間を、この事業に、世の中作りに投資していきたいと思います。

2016年、みなさん大変お世話になりました!
特に会社の仲間達には本当に感謝をしています。去年まで一人で進めていた今の事業を信じて、まだ名もないベンチャーに参画をしてくれて本当にありがとう。色んなことがあったけど、これを乗り越えることで僕たちはさらに強くなるのだと信じています。

そしてクライアントのみなさん、エキスパートのみなさん。
みなさんのご意見やフィードバックをいただけたことによりまだまだ足りませんがサービスレベルも少しずつ向上し、より多くの皆さんにサービスを提供するべく仲間を増やすことが出来ました。

来年は、この1年間貯めに貯めてきたエネルギーを一気に発散する1年にしたいと思います。
2017年、本年以上に想いを持って突き進んで参りますので、どうか引き続きよろしくお願いします!!!

ありがとうございました!!!



2016.12.31
株式会社Growther 代表取締役 兼 CEO 姜 大成(カン テソン)

2015年の振り返りと2016年の抱負

みなさん、あけましておめでとうございます!毎年年越しの大晦日に1年の振り返りをブログにアップしておりましたが、少し遅ればせながら2015年の振り返りと2016年の抱負を述べさせていただきます。
昨年は本当にいろんなことがあり、よく笑ったし、よく泣いたし、よく悩んだし、よくワクワクした1年でした。起業してからめっきりブログ更新頻度も落ちてしまいましたので、ご報告も兼ねて本ブログに書き綴らせていただきます。

※過去のエントリーはこちら→ 2014年、2013年、2012年2011年2010年2009年

■2015年の振り返り

1. 起業をしてからこれまで

2015年4月1日、3年間勤めた株式会社インテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業しました。主な事業としては時間や場所、箱(会社)に捉われない21世紀型の働き方、経営のあり方を標榜し、独立エキスパートとBiz(仕事)をつなぐ"Bizlink"というサービスを運営しています。
起業すること自体は小学生の頃から目指していた一つの目標でした。そのために、まずは銀行に入ってお金の流れを知り、起業家を多く輩出しているインテリジェンスにて営業を徹底的に学びました。ところが、人はリスクを冒してまで起業をすることに対して大きなブレーキをかける生き物のようで、準備ができれば起業をしようと何度も先延ばしにしてきました。
ところが、昨年末ベトナムに行く機会があり、実際に開発経済がものすごいスピードで進んでいる実態を目にし、その変化を生んでいる人々の強烈なパワーを肌で感じ、行動に移すタイミングは今しかないと決断をすることができました。
今だからできる話ですが、起業を決断した1月のタイミングでは貯金はなく、むしろマイナスな状態でした。ただ、お金が事業を興す上でのハードルになるのであれば、調達をすれば良いし、更にいうと数ヶ月の間に自分一人が生きていく程度のお金を稼げないようであればそもそもセンスがないと諦めた方が良いと感じました。

そして、2015年4月、たったの資本金20万円からスタートをしたのがGrowtherの始まりでした。本当に会社を辞めてGrowther一本で、収入源もなくなるという際には、不安とストレスからか不眠症になり、胃腸炎にかかり、高熱に悩まされるという良くありがちな症状に見舞われました。よく人から、ストレスとか不安とか無さそうだと言われますが、めちゃくちゃ不安でした。ただ、行動を止めると売り上げはゼロになるため、毎日朝の6時には起きて9時から夜の10時まで7件の商談アポを入れ、終電で帰宅後その日の対応と次の日の準備をする毎日を愚直に繰り返した結果、お取引先の方々も信じてくださり徐々に売上も立つようになり、結果創業2ヶ月目からは自分に給料を払えるようになり単月黒字を達成することができました。

今更ながらではありますが、いつ潰れるかもしれない会社と取引をしてくださった皆様、本当に信じてくださりありがとうございました。


2. 創業半月後から新サービス開発に着手

そして、6月からは縁あって技術投資ファンドのTECHFUNDと共同で現在のBizlinkを開発する2ヶ月間の突貫開発がスタートしました。当初、Bizlinkの開発は2016年を予定していたものの、人のつながりが縁と機会を生み出し、1年前倒しでの開発に踏み切りました。もちろん、人員リソースがかける中での開発に際し、時間とディレクションスキルに乖離が存在し、開発プロジェクトは難航を余儀なくされました。しかしながら、TECHFUNDの方々も朝方近くまで開発を進めてくださり、2ヶ月間の突貫開発プロジェクトを通じて現在のBizlinkのプロトタイプの開発に至ることができました。

こちら→相談型のクラウドサービス"Bizlink"

現在も、β版から新しいversionへの再開発に取り組んでおりますが、本サービスを通じて21世紀の新しい働き方の基盤作りができればと思っている次第です。1月、2月には新しい報告もできるかと思いますので是非ともご期待ください!


3. ファイナンスについて

2015年10月、Growther初のファイナンスとなるエンジェルラウンドを終え、社外の有識者を加えた体制にて会社を成長させていくことを決断いたしました。本決断には、様々な方々から意見をいただきながら自分自身資本政策について勉強をいたしましたが、最終的にはマーケット作りを最優先する考えとオープンイノベーションを標榜する会社として自社自身が社外の方々の力もお借りする経営をしようとの考えから本結論に至りました。エクイティでのファイナンスを実施したからには、もちろん公器となることを前提に今後は事業を拡大させていく所存です。
2015年は夏頃から秋口にかけて、様々なVC、CVCの方々とお会いしましたが、次回のファイナンスにつきましては2016年春頃を予定しておりますので、1月中旬頃からファイナンス活動を再開する予定です。弊社は今後も黒字体質の事業基盤を崩すことはしませんが、マーケットの成長を最優先に考える場合、エクイティファイナンスを通じた先行投資が必ず必要となりますので、弊社の思想や事業に共感していただける投資家の方がいらっしゃいましたら、是非お話し合いの機会をいただけますと幸いです。


4. 草ベンチャーについて

Growtherでは、原則毎週土曜日の13時から草ベンチャーなるイベントを開催しております。草ベンチャーは、ビズリーチの南社長が創業の際に催されていたことで有名ですが、草野球のように土日でベンチャーをつくろうよ!といった趣旨のイベントです。弊社では、その南社長の草ベンチャーをさらに広義に捉えまして、弊社の経営会議を全てオープンにするので、興味のある方々は土日だけGrowtherの経営幹部として経営会議に参加いただき、異種格闘技のビジネス版のようにリアルな会社の経営課題を議論しあおうよ!という会を催しております。
お陰様で草ベンチャーは大変好評をいただいておりまして、創業からこれまで100名近い方々にご参画いただいております。業種も多種多様で、外資系コンサル、IT系コンサル、人材紹介、PR、広告代理店、ソーシャルマーケティングコンサル、鉄道、エンタメ、ネット通販、ライター、モデル、学生など、20代〜30代の方々が毎週5〜10名参加してくださっております。
今では、毎月末の締め会(飲み会)に草ベンチャー参加者の方々がまるで自分の会社のイベントかのように参加して下さっている点に、本当に嬉しく思うと同時にGrowtherは皆さんと一緒に事業を創っていけていると実感しております。
本取り組みを通じて、弊社が標榜している時間や場所、箱(会社)に捉われることのない働き方、コ・クリエーションを通じたオープンイノベーションを実現させたいと考えております。


■2016年の抱負

1. 会社として
2015年は足元の基盤を固める年でした。2016年は整えた基盤の上に柱を立てる年です。既に何名かの有志の参画が決まっておりますが、本年は人員も着々と増やして参ります。そして、PR、ファイナンス、WEBサービスについてもご報告をさせていただく機会が増えるよう、現在ガシガシと準備を進めております。具体的なお話はリリースの際にさせていただく形となりますが、世の中に今までなかった新しい未来を想像する施策を次々と打ってでる1年にして参りますので、是非とも楽しみにしていただけましたら幸いです。
※詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、草ベンチャーへ遊びにいらしてください!

2. 個人として
仕事:経営もしながらプレイヤーとして売り上げ1億円をつくろうと思います。そのために、人の4倍働きます。(7 時間× √4 =14時間)

書き物:昨年は1年間、会社の経営をしながら雑誌の小さなコラムを毎月連載しておりました。その機会を通じて、人々にわかりやすく魅力的に文章を書く難しさを改めて痛感しました。今年の年始に実家へ帰った際に発覚したのですが、実の姉がいつのまにか月間100万PVを稼ぐプロライターになっていました。姉を見習い、今年は自身のブログやメディア上での発信を通じて人々に有益な情報を提供できるような取り組みを一つスタートさせたいと思います。来年には本を一冊書けるように準備をして参ります。

運動:社会人ランニングサークル"JOGLO"を通じたコミュニティ作りを、より一層充実させていきます。まずは2月の駅伝大会にて入賞を目指せるよう、私自身まず痩せます。。昨年末からキックボクシングを初めましたので、まずは体重7キロ減、脂肪率5%改善を目指します。トライアスロンにも今年は出たいと思います。

インプット:会社を創業してからインプットの量が圧倒的に減りました。週にミニマム1冊は本を読むよう、再度習慣づけをいたします。特に、マーケティング関連と資本主義関連の図書を重点的に読んで参ります。



今年の正月は2016年をどのように過ごそうか考えていたら、思わずワクワクしてしまい気付いたら仕事をしていました。どうやら仕事をしている状態がベストコンディションのようです。

2016年も最高に笑って、泣いて、悩んで、ワクワクした1年にしたいと思います。"昨日の自分を超える"をモットーに2016年も突き進んで参りますので、まだまだ荒削りの部分は多くありますし、ご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、2016年も何卒よろしくお願いします!!


2016. 1. 3
姜 大成

28歳の1年間に向けて

先日、皆さんの大変ありがたい祝福のもと、無事に28歳を迎えることが出来ました。

例年通りではありますが、遅ればせながらも28歳の抱負を述べたいと思います。


■「社会と向き合う」



今年の抱負は「社会と向き合う」です。

思い返せば、28年間。様々な挫折や成功、出会いや別れを繰り返しながらどうにか生きてきましたが、一つの到達点には達したのではないかと考えてます。それは、"ゴール"という意味ではなく"通過点"として。

28歳を迎えたということは、将来平均寿命が84歳まで伸びると仮説した場合、人生の1/3が過ぎたことを意味します。それは、歴史の偉人や諸先輩型の教えから考察するに、これまで人生の1/3をかけて経験し、培った"感性"を持って、今後は社会に還元をしていく時期を意味しているのだと考えています。

少し社会と歴史の話をします。



■「21世紀の社会」



18世紀後半から19世紀前半にかけて産業革命が起き、農工業中心の社会から第二次産業、第三次産業が勃興し、重工業が盛んになりました。瞬く間にその流れは人々の生活を一変させ、都市化が進み、自由貿易が盛んになり近代化路線、そして植民地支配を軸とした拡大路線に各国舵を切りました。所謂、「パックスブリタニカ」時代の話です。19世紀の社会はイギリスが主導で進められた、自由貿易と植民地支配の時代だったと言っても過言ではないのではないでしょうか。

しかしながら、自由貿易や植民地支配は必ず対立を生み、競争を生みました。その結果、第一次世界大戦と第二次世界大戦が勃発しました。その際、パールハーバーの悲劇以外では自国に戦火を落とすこと無く、銃器や戦闘機の提供をし続けたアメリカが着実に世界の資本を呼び寄せ、マーシャルプランによって急速に資本主義構造の立て直しを図り、ドル基軸通貨を中心とした「パックスアメリカーナ」時代をつくりました。

そして現在、エンロン事件やリーマンショックから見てとれるように、資本を中心とした実体のない経済が暴走をし、崩壊寸前の状態にまで差し掛かっています。フランスの経済学者ピケティが主張する通り、資本収益率に傾倒しすぎた社会は格差社会を加速させています。

r > g

r(リターン)とは、株や不動産など、資産運用から得られる利益率のこと。資本収益率
g(グロース)は、経済成長率。働いて得る、所得の伸び率とも言えます。



果たして、今後の社会は21世紀の社会はどのようになっていくのでしょうか?

r > g の状態を野放しにしていて良いのでしょうか?

本当の豊かさや幸せとはなんなのでしょうか?

この問題に、真剣に向き合おうと持っています。
ビジネスの世界で生きていくと決めてから、6年。銀行とコンサル業を通じて得た知見と経験、そして感性を武器に社会と向き合おうと思います。

詳細はまた今度ご報告させて下さい。
社会と向き合うをテーマに様々な取り組みをスタートさせていきます。豊かな発想と高い行動力をもとに自ら機会を創造していきます。

社会に価値ある何かを。

姜 大成 28歳

プロフィール

姜 大成

Author:姜 大成
姜 大成 / Daesong kang 1987年生まれ
株式会社ビズリンク 代表取締役
ITプロ人材のマッチングプラットフォーム"Bizlink" : http://bizlink.io/
株式会社ビズリンク HP : http://growther.co.jp/
未来の働く"あたりまえ"を創る
売上100億の会社を100個つくる

大学に入るまで一冊も本を読了したことが無いほどの勉強嫌いから、不治の病にかかり入院生活を送った経験、家業の突然の衰退をキッカケに一転して勉学に目覚め、大学時代には3ヶ月間独学で「宅建」を取得し、年間一大行事の論文大会では大学創立以来初の年間3回論文賞受賞を達成。

大学卒業後、某銀行に入社。その間、リーマンショックの煽りを受け、父親の経営する会社が倒産をし、日中は銀行員として融資先の借金返済を迫り、自宅に帰ると借金取りに自宅を囲われる生活を送る。その際に家族が殆どの財産を失う経験をし、銀行の機能では中小企業を救えないことを身をもって経験。

中小企業の倒産をアドバイザーという立ち位置で救いたい一心で、人材大手インテリジェンスの顧問事業立ち上げに営業兼コンサルタントとして参画。年間200社の経営者を新規訪問し、経営改善をするため顧問の活用を提案。入社4ヶ月目には初のトップセールス→2年目後半からは売上トップを維持→最年少リーダー兼ボードメンバーへの参画を担う。インテリジェンス社員5,000名強の内、トップ20名のみが参加可能な海外研修にも選抜。

2015年5月にインテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業。2019年株式会社ビズリンクに社名変更

生まれた世代所得によって人生のほとんどが決まってしまう世界から、所得に関係なく機会をつかめる世界、本当の成長を喜び、幸せに感じられる社会を目指して、事業を推進しております。

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