
営業会社にとって"月末"とは、営業日の締め日を意味することが多く、大抵の場合月内の予算達成を目指して最後の踏ん張りに全精力を捧げる聖なる1日のような存在です。
「月初からこの勢いで仕事していればもっと出来たはず」と悔やんだ経験は営業マンであれば誰でも身に覚えがあるのではないでしょうか?
"月末"は自分やチームの1ヶ月の活動を振り返り悔やし涙を流す日であり、自分やチームの頑張りを讃える日であり、来月に向けて新たなスタートを切る、そんな日が"月末"です。
しかしながら、起業をしてからこの"月末"に対する感覚が変わりました。
勿論、KPIや予算の達成を目指して奮闘するスタンスにおいては大きな変わりはないのですが、新たな感覚が最近は芽生えています。
経営者にとって月末は、会社の財布から大金が出ていっては入ってくるといったドキドキする1日という側面があります。
特に、ベンチャー企業の場合、実際に振込業務をするのは大抵社長であり、遅くとも前日までには振込予約を終え、月末当日全ての入出金が無事に完了するのをドキドキしながら見届けてようやく一安心することが出来るのです。
この月末の数字を見届ける過程を経て、最近思うのです。
"月末"は関係各社の方々に感謝をする日なんだなと。
毎月末お振込をしてくださるお客様に対する感謝。
毎月末無事にお支払いをさせていただくことのできる社員、パートナーの方々に対する感謝。
書いてみると当たり前のことなんだけれども、社員として組織の中にいると入出金が見えづらいためか忘れがちになったり、疎かにしてしまうことが多々あったなと反省しております。
営業会社の良い慣習として月末日に組織のメンバー全員で締め会なるものを開催する文化があります。
この文化があるからこそ、1ヶ月を一つの区切りとし、来月からまた新たな気持ちでスタートを切ることが出来るのですが、"月末"の忘れがちになっていた側面に気付いてからは、もっと関係各社の皆様に対する感謝を伝える場、より良い価値を提供していくための場ににしていかなければならないと考えるようになりました。
商売の根幹は、お客様の困っていることを解決すること。
広く捉えると、社会の困っていることを解決すること。
その対価としていただけたお金に込められた感謝と期待をしっかりと受け止め、更なる価値向上に投資をし続けなければいけませんね。
遅ればせながら、今月もみなさま誠にありがとうございました!
そして、また来月も何卒よろしくお願いいたします!!
株式会社Growther 姜 大成(カン テソン) 2015.10.30
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