”あなたの好きな本ベスト3は?”
これは私が大好きな質問です。なぜならば一見何の変哲もない質問ではありますが、その人のパーソナリティを如実に表す答えが返ってくるからです。あえて1作だけでなく3作挙げていただく事によって、無意識に作品の性質バランスをとり、自分がどういったことに興味を持っているか示そうとしてくれます。特に、3番目に挙げる作品はその時々年齢や環境、精神状況によって様変わりするので非常に興味深いのです。
もちろん、私もベスト1、2に対する答えを常に用意しています。
その中の一つが、映画"The pursuit of happiness"(幸せのちから)
![]() | The Pursuit of Happyness - 映画ポスター - 11 x 17 () Punt Dog Posters 商品詳細を見る |
俳優ウィルスミスが実の息子と共演したことでも有名な本作。実在する実業家、Chris Gardner(クリス・ガードナー:Gardner Rich & Co社の創設者で現在CEO)の半生を描いた作品です。私はこの映画が大好きで何度も観ています。そして、必ずクライマックスのシーンでは涙を流しています。
事業に失敗し、妻は去り、住む家まで無くしたクリスは息子とホームレス生活を送りながら、ウォール街でアメリカンドリームを手にするべく、とある株式ブローカー養成プログラムに参加することとなります。
しかし、半年間にわたるプログラム期間中は無給での生活となり、書類、面接をパスした20名の精鋭の中から、養成期間終了後本採用となるのはたったの1人だけ。
周囲のライバル達が夜遅くまで与えられた課題をこなす中、クリスは教会の宿予約のために早くに退社せざるおえない。更には、息子のクリストファーを保育園に預けるお金が無いため、日銭を稼ぐ医療器械のセールスも常に一緒に行動するしかなかったのです。
このような想像しがたいほど過酷な環境の中、クリスは夢を諦めず必ずできると信じ、見事トップ成績をマークしたった一つだけ用意されていた本採用の枠を手にするのです。
本作のタイトルとしても引用されている、アメリカ独立宣言におけるPursuit of happiness(幸せの追求)
作中でクリスは、何故”追求”といった言葉をつけたのか?と自らに問いかけます。
そう、幸せは追い求めるものなのですね。
この映画を観ると、夢を信じいつまでも追求すれば必ずや達成できるといった強い勇気をもらえます。
大事なのは、信じぬく強い心と、愚直に重ねる努力なんだと。
The pursuit happinessは、私の人生に勇気を与えてくれるOne of my favorite movieです。
最新コメント