それは、小学生の子供たちにリスク分散の仕組みを教える際に用いた例え話。
本来ならばリスク計算とは現在価値と将来価値云々・・・と、非常に難解な計算式を用いて導きだします。
それを、慎先輩は小学生の子供が理解出来るほど見事に分解し、説明してみせたのです。
その説明をする際に用いた題材とは、ドラゴン・クエストをモチーフにしたRPGゲーム。
-ルール
①みんなに勇者になってもらう
②戦士・武道家・僧侶・魔法使い・賢者のカードを3枚ずつ配る
③バラモスを倒すための仲間を3人選び、その理由を発表してもらう
このような設定で、子供達にカードを選び発表してもらうと、殆どの子供達がバラけたパーティを作ったのです。
その理由は、全滅しやすいから。
子供達は計算なんてせずとも、自ずとリスクを分散していたのです。
そこで、質問を一つ付け加えます。
慎先輩:「じゃあ、みんな普段はどうやって友達を集めていますか?」
大抵の子供は似たもの同士で集まりがち。
慎先輩:「良いパーティ、チームとは異なる個性の集合体です。
自分が他人から認められ仲間にされるためには(戦士、魔法使いらのように)、何か一つ強みが必要で、それを伸ばさないといけないのです。」
どうでしょうか?
この話、子供だけではなく大人にとっても大切な話だと思いませんか?
終身雇用が去り、グローバル社会の到来によって今後の雇用競争が激化することが懸念される今日。
如何にチームの一員となれる能力を育む事が出来るかによって、そのポディションは変わってきます。
戦士のように攻撃力を高める=営業力を磨くのか
魔法使いのように特殊能力を身に付ける=専門職(行政書士、税理士、公認会計士・・・)の資格を取得するのか
はたまた勇者のようにリーダーシップを高める=起業家としての資質を磨くのか
簡単に答えは出ないかもしれませんが、とにかく何か一つでも誰にも負けない突出した強さを磨くべきだと思います。
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