fc2ブログ

ゆでられた蛙の寓話

2匹の蛙がいる。一匹は沸騰している鍋に入れる。すると、直ちに飛び跳ね鍋から脱出する。
さて、もう一匹は常温の水にいれる。何の問題もなくスイスイ泳ぐ蛙。むしろ心地良さそうだ。
それでは、水温を徐々に上げていくとどうなるだろうか。摂氏25度ぐらいになっても蛙は何ら動きをみせない。水温はさらに上昇する。蛙は徐々に消耗していき、気付けば鍋から脱出することはできず茹でられてしまう。


この話は、企業が徐々に変わりゆく外部環境や内部環境に気付かず、いつの間にか取り返しのつかない事態に追い込まれ、ついには倒産に至る事象を説明する際にコンサルタントが引用する話で有名な話です。

人間は環境適応能力のある生き物であるため、本来ならば変化に反応し自身を適合させていきます。
しかし、この蛙のように自身の命を落とすことになるほどの脅威が徐々に進行していたとしても、その変化のスピードがほとんど感じ取れないほどゆっくりと進行していると気付くことができません。

病気がまさにそうです。事故などの突然起きるアクシデント以外は、基本的に日々の積み重ねの結果、目に見えないところで徐々に進行し、初期に対処していれば回避することができたにも関わらず最悪の場合死に至る病を患うことになります。

そのリスクを回避するにはどんなに体調が良くとも常に変化が起きていることを認識し、医者による定期診断を受けるべきなのです。これは全てにおいて言える事象です。人は自分が思っているほど賢くありません。特に自分のこととなるとファクトに感情が入り込み、冷静でロジカルな考えが出来ないものです。

ITの発達により情報は溢れ、社会の変化のスピードは計り知れません。
またソーシャル社会の到来により、革命は1日にして起き、崩壊も一瞬にして訪れる社会となりました。

ゆでられた蛙にならないために、明日には今まで当たり前に感じていた環境がガラッと変わる脅威に常にさらされていることを認識し、一方で、それでも絶対に変わらない軸を自分の中に組成し生きていこうと思います。

プロフィール

姜 大成

Author:姜 大成
姜 大成 / Daesong kang 1987年生まれ
株式会社ビズリンク 代表取締役
ITプロ人材のマッチングプラットフォーム"Bizlink" : http://bizlink.io/
株式会社ビズリンク HP : http://growther.co.jp/
未来の働く"あたりまえ"を創る
売上100億の会社を100個つくる

大学に入るまで一冊も本を読了したことが無いほどの勉強嫌いから、不治の病にかかり入院生活を送った経験、家業の突然の衰退をキッカケに一転して勉学に目覚め、大学時代には3ヶ月間独学で「宅建」を取得し、年間一大行事の論文大会では大学創立以来初の年間3回論文賞受賞を達成。

大学卒業後、某銀行に入社。その間、リーマンショックの煽りを受け、父親の経営する会社が倒産をし、日中は銀行員として融資先の借金返済を迫り、自宅に帰ると借金取りに自宅を囲われる生活を送る。その際に家族が殆どの財産を失う経験をし、銀行の機能では中小企業を救えないことを身をもって経験。

中小企業の倒産をアドバイザーという立ち位置で救いたい一心で、人材大手インテリジェンスの顧問事業立ち上げに営業兼コンサルタントとして参画。年間200社の経営者を新規訪問し、経営改善をするため顧問の活用を提案。入社4ヶ月目には初のトップセールス→2年目後半からは売上トップを維持→最年少リーダー兼ボードメンバーへの参画を担う。インテリジェンス社員5,000名強の内、トップ20名のみが参加可能な海外研修にも選抜。

2015年5月にインテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業。2019年株式会社ビズリンクに社名変更

生まれた世代所得によって人生のほとんどが決まってしまう世界から、所得に関係なく機会をつかめる世界、本当の成長を喜び、幸せに感じられる社会を目指して、事業を推進しております。

最新記事

検索フォーム