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トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」を読んで

2011年4冊目の本はこちら


フラット化する世界 [増補改訂版] (上)フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
(2008/01/19)
トーマス フリードマン

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原題 The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century
トーマス・フリードマン氏が書き下ろした、言わずと知れた名著。
著者は、インターネットなどの通信の発達によって国と国の壁が無くなり、どこにいても個人が発信できるフラットな社会が到来したことを分析的に主張しています。
特には中国、インドを筆頭にした高水準の教育をハングリーに受けてきた若者達が、ネットを活用し、低給料で先進国から労働を勝ち取っている現状を認識し、この変化に敏感に反応しなければならないと読者に訴えています。


400Pを超えるボリュームもさることながら、非常に学ぶ事が多き本です。
現代のグローバル化、特には欧米諸国の大手企業がどれ程中国、インドにアウトソーシングしているのかを具体的に知ることが出来ました。
例えば、公認会計士の仕事をインドに溢れるほどいる公認会計士ホルダーに外注し、時差を利用して米国民が寝ている間に完成させるようにしたり、アメリカの某航空会社のテレフォンアポインターがインドのとある町のビルの一角や、ごく一般の主婦が自宅で受けていたり・・・。



僕はこの本を読んで、現在の日本の就職難が単なる不景気がもたらす現象ではなく、フリードマン氏が主張するフラット化がもたらす産物ではないかと思うに至りました。


ここ最近、日本の大手製造会社を筆頭に、東南アジアへアウトソーシングしたり、外国人採用の比率を大幅に増やしています。
また、今や中国人、ブラジル人、韓国人等、各国の留学生が日本へやってきて、日本の大手企業へどんどん就職しています。
実際に、僕の友人の韓国人留学生も、先日日本の某大手飲食店への入社が決まりました。しかも、その内容は韓国進出時における幹部候補です。


この現実を直視すれば、現在の新卒における就職難が単なる不景気の為ではなく、単純に各国の外国の方々と比較してバリューが劣るからだというのが見てとれます。


では何故、一時は各国に誇るほどの技術をもって経済大国にまで成長した日本が、他国に”労働”というパイを食われてしまうようになったのでしょうか?
その要因は高度成長期を経て、バブル→崩壊→失われた15年の間にバブル時に築いた残り蜜を吸い続け、ハングリー精神が欠如してしまったからだと思います。


インドや中国では、毎日15時間も勉強しているような学生が次々社会という戦場にやってきては、必死に先進国の仕事を取りに来ています。
それを、私達は指を咥えてただ見ているのでしょうか。
僕の答えは否です。
その為にも、私達は日々この目まぐるしく変わっていく変化に過敏に反応し、常に自身を成長させるべきだと思います。


それに気づかせてくれたトーマス・フリードマン氏に心から感謝します。


アフリカで毎朝シマウマが目を覚ます。一番足の速いライオンよりも速く走らないと殺される事を彼は知っている。毎朝ライオンが目を覚ます。一番足の遅いシマウマに追いつけないと飢え死にする事を彼は知っている。ライオンだろうとシマウマだろうと変わりはない。日が昇ったら走り始めた方がいい。

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プロフィール

姜 大成

Author:姜 大成
姜 大成 / Daesong kang Age:28
株式会社Growther 代表取締役
相談型クラウドサービス"Bizlink" : http://bizlink.io/
Growther HP : http://growther.co.jp/
カネとヒトの流通革命を通じて、100億ドル規模の事業を創り、新しい資本主義社会の形成を実現させる。

大学に入るまで一冊も本を読了したことが無いほどの勉強嫌いから、不治の病にかかり入院生活を送った経験、家業の突然の衰退をキッカケに一転して勉学に目覚め、大学時代には3ヶ月間独学で「宅建」を取得し、年間一大行事の論文大会では大学創立以来初の年間3回論文賞受賞を達成。

大学卒業後、某銀行に入社。その間、リーマンショックの煽りを受け、父親の経営する会社が倒産をし、日中は銀行員として融資先の借金返済を迫り、自宅に帰ると借金取りに自宅を囲われる生活を送る。その際に家族が殆どの財産を失う経験をし、銀行の機能では中小企業を救えないことを身をもって経験。

中小企業の倒産をアドバイザーという立ち位置で救いたい一心で、人材大手インテリジェンスの顧問事業立ち上げに営業兼コンサルタントとして参画。年間200社の経営者を新規訪問し、経営改善をするため顧問の活用を提案。入社4ヶ月目には初のトップセールス→2年目後半からは売上トップを維持→最年少リーダー兼ボードメンバーへの参画を担う。インテリジェンス社員5,000名強の内、トップ20名のみが参加可能な海外研修にも選抜。

2015年5月にインテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業。

生まれた世代所得によって人生のほとんどが決まってしまう世界から、所得に関係なく機会をつかめる世界、本当の成長を喜び、幸せに感じられる社会を目指して、事業を推進しております。

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