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正義とは何なのか?

想像していただきたい。

あなたは路面電車の運転士で、時速60マイル(約96キロメートル)で疾走している。
前方を見ると、5人の作業員が工具を手に路線上を立っている。
電車を止めようとするのだが、できない。
ブレーキがきかないのだ。
頭が真っ白になる。
5人の作業員をはねれば、全員が死ぬとわかっているからだ。(はっきりそうわかっているものとする)
ふと、右側へとそれる待避線が目に入る。そこにも作業員がいる。
だが、一人だけだ。
路面電車を待避線に向ければ、一人の作業員は死ぬが、5人は助けられることに気づく。
どうすべきだろうか?



人には、その行動が果たして善なのか、正しいのか、道徳的なのか、自由なのか、平等なのかと考えさせられることが多々あります。
その判断を左右するのが、アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者達が考察してきた「哲学」です。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデル

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ハーバード大学教授で教鞭をとっているマイケル・サンデル教授が書き上げた本書。
同大の学部科目である「Justice(正義)」は、延べ14,000人を越す履修者数を記録し、あまりの人気ぶりに、同
大は建学以来初めて講義を一般公開することを決定したとのこと。
そして、日本でも昨年NHK教育テレビ「ハーバード白熱教室」として放送され、大変な人気を誇るベストセラー本となりました。


哲学書とは言え、さすがはハーバード大教授で、類まれな事例を用いて話を展開させていきます。
例えば、景気低迷時における企業救済は正しいのか?
徴兵と傭兵はどちらが正しいのか? また、兵役の金銭による身代わり制度は正しいのか?
身代わり出産は正しいのか?・・・。



最大幸福原理の功利主義や、自由市場主義のリバタリアニズム。
そして、カントの極端過ぎるとも思える自由への考察。


この本には、あらゆる哲学者達の考察がギッシリとつまっています。


そして、僕が特に興味を抱いた箇所は「国家」というコミュニティに関する供述です。
以下の引用文を読んでいただきたい。

テキサス州ラレードとメキシコのファレスはリオ・グランデ川をはさんで隣接する二つの町だ。
ラレードに生まれた子供はアメリカの社会保障制度の社会的・経済的恩恵を受ける資格があり、成人したあかつきにはアメリカのあらゆる場所で職を探す権利がある。
川の反対側で生まれた子供は、そうした特典のいずれも受ける資格がない。
リオ・グランデ川を超える権利も無い。
自分がまったく関与しない事情により、二人の子供の人生の見通しは、生まれた場所のみによって大きく変わる。。。



この様な問題は多かれ少なかれ、あらゆる国家コミュニティにおいて見受けられる事象だと思います。
選択肢も無く生まれてきた子供達には、既に国家という社会的コミュニティによる格差があるのが、現状です。


何の不自由ない暖かい家庭に生まれてくる子供と、学校にも通えず、幼い頃から労働を強いられる家庭に生まれてくる子供。
更には、緊張を強いられる戦地に生まれてきた子供達。
この現状を平等と呼べるのか、自由だと呼べるのでしょうか。


僕の考えは、まだ浅はかなのかわかりませんが、最大幸福原理を用いて機会の平等を築くことを主軸にしています。

しかし、これからも、常識に囚われず常に万物に対し疑問を持ち、自身の中でのJusticeを築いていこうと思います。

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プロフィール

姜 大成

Author:姜 大成
姜 大成 / Daesong kang Age:28
株式会社Growther 代表取締役
相談型クラウドサービス"Bizlink" : http://bizlink.io/
Growther HP : http://growther.co.jp/
カネとヒトの流通革命を通じて、100億ドル規模の事業を創り、新しい資本主義社会の形成を実現させる。

大学に入るまで一冊も本を読了したことが無いほどの勉強嫌いから、不治の病にかかり入院生活を送った経験、家業の突然の衰退をキッカケに一転して勉学に目覚め、大学時代には3ヶ月間独学で「宅建」を取得し、年間一大行事の論文大会では大学創立以来初の年間3回論文賞受賞を達成。

大学卒業後、某銀行に入社。その間、リーマンショックの煽りを受け、父親の経営する会社が倒産をし、日中は銀行員として融資先の借金返済を迫り、自宅に帰ると借金取りに自宅を囲われる生活を送る。その際に家族が殆どの財産を失う経験をし、銀行の機能では中小企業を救えないことを身をもって経験。

中小企業の倒産をアドバイザーという立ち位置で救いたい一心で、人材大手インテリジェンスの顧問事業立ち上げに営業兼コンサルタントとして参画。年間200社の経営者を新規訪問し、経営改善をするため顧問の活用を提案。入社4ヶ月目には初のトップセールス→2年目後半からは売上トップを維持→最年少リーダー兼ボードメンバーへの参画を担う。インテリジェンス社員5,000名強の内、トップ20名のみが参加可能な海外研修にも選抜。

2015年5月にインテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業。

生まれた世代所得によって人生のほとんどが決まってしまう世界から、所得に関係なく機会をつかめる世界、本当の成長を喜び、幸せに感じられる社会を目指して、事業を推進しております。

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