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数値化する社会2

前のエントリーで書きましたが、人間が備えている5感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)は元々目には見えないものですが、日増しに数値化する研究が進められ、現在においては殆ど数値として表わす事が可能になりました。
(詳しくは「数値化する社会」を参照してください)

しかし、未だに数値化が難しく、研究が難航している分野があります。
それが、嗅覚です。

皆さん、飛行場で犬を連れた係員をテレビ、もしくは実際に一度は見たことがあるのでは無いでしょうか?
この犬を連れた係員が一体何をやっているのかはおわかりですよね?
多くは、犬の嗅覚を活用した麻薬検知活動を行っています。
このファクトから何を見出す事が出来るでしょうか?
そう、それは人間の飽くなき研究の末、科学が大いなる発展を遂げたとはいえ、こと嗅覚の分野においては未だに犬の鼻に頼っているという事なんです。

これは、麻薬検知だけにすぎる事ではありません。
犯人追跡における際、人命救助の際、危険異臭検知の際など。
嗅覚が求められる場面において、人間は犬の鼻に頼るしかない状況が未だに続いているのです。

ここで閑話休題。

そもそも、何故人間は目に見えないものを目に見えるように、イコール数値化しようとするのでしょうか?
これは、ダーウィンの進化論と非常に密接した関係があると僕は思います。
生物というのは環境の変化に応じて、自身を変化させていきます。
そして、必要とされるものに更に重心を置き、逆に不必要とされるものは最小限に抑えるよう体内構造改革を進めていきます。
人間が地球に生まれてから、現在まで。
環境の変化に応じて、自身を変化させ生き延びてきました。
現在におけるファクトベースで言うと、身体能力の衰え、5感の衰えというマイナス的要素と対照的に、脳&眼が大きくなったと言えます。
これが、人間が変化に応じて自身を変化させてきた結果なのです。

要は、人間が目に見えないものを目に見える、イコール数値化させるという事は、眼と脳に尺度を大きく取ろうといった潜在的意識によるものなのです。
よく映画や、テレビに登場する未来人の容姿が、目と頭が大きくて手足が細いといった特徴が見受けられる訳がこういった背景にあります。
これは必然的に、5感の更なる低下を示唆しているとも言えるのです。

僕はこういった流れに対して、少し危惧を感じています。
例えば、車のナビゲーター。
まだナビゲーターが世間に出まわる前までは、地図を自分で見て、覚えるしか無かった為、ドライバーの方々は必然と道を覚えるようになりました。
しかし、現在のようにナビゲーターが一般的に普及し、ナビの指示に従い運転すれば良いようになるとドライバーの方は道を覚える必要性が無くなったことから、道を覚えられないといった現象が起きるようになりました。
この現象が、科学の発達によって人間の5感分野においても生じるのでは無いかと思うのです。

そして、科学の発達の末には、人の好意や不満なども数値化される時代が来る事でしょう。
すると、元々備えていた筈の人間のスキル、感度は阻害され、進化論に沿って衰退していくようになります。
そこには、数字というある意味冷酷な側面を兼ね備えた数値が社会の尺度として用いられるようになります。
こういった分析をしてみると、喜怒哀楽といった人間らしさと言われる感性が失われる時代が来るのでは、と僕は思ってしまいます。

人間が地球上に生まれてから現在まで、幾多の苦難を乗り越えながら環境に適用し、今日まで生き延びてきた人類。
社会の為をと思って発明された科学的成果が、逆に、人類の存続を脅かす結果を導いた事例は多々あります。
同じ地雷を踏まない為にも、常に本質部分を吟味する必要があると思います。
だって、
We are the world
ですから。

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プロフィール

姜 大成

Author:姜 大成
姜 大成 / Daesong kang Age:28
株式会社Growther 代表取締役
相談型クラウドサービス"Bizlink" : http://bizlink.io/
Growther HP : http://growther.co.jp/
カネとヒトの流通革命を通じて、100億ドル規模の事業を創り、新しい資本主義社会の形成を実現させる。

大学に入るまで一冊も本を読了したことが無いほどの勉強嫌いから、不治の病にかかり入院生活を送った経験、家業の突然の衰退をキッカケに一転して勉学に目覚め、大学時代には3ヶ月間独学で「宅建」を取得し、年間一大行事の論文大会では大学創立以来初の年間3回論文賞受賞を達成。

大学卒業後、某銀行に入社。その間、リーマンショックの煽りを受け、父親の経営する会社が倒産をし、日中は銀行員として融資先の借金返済を迫り、自宅に帰ると借金取りに自宅を囲われる生活を送る。その際に家族が殆どの財産を失う経験をし、銀行の機能では中小企業を救えないことを身をもって経験。

中小企業の倒産をアドバイザーという立ち位置で救いたい一心で、人材大手インテリジェンスの顧問事業立ち上げに営業兼コンサルタントとして参画。年間200社の経営者を新規訪問し、経営改善をするため顧問の活用を提案。入社4ヶ月目には初のトップセールス→2年目後半からは売上トップを維持→最年少リーダー兼ボードメンバーへの参画を担う。インテリジェンス社員5,000名強の内、トップ20名のみが参加可能な海外研修にも選抜。

2015年5月にインテリジェンスを退職し、株式会社Growtherを創業。

生まれた世代所得によって人生のほとんどが決まってしまう世界から、所得に関係なく機会をつかめる世界、本当の成長を喜び、幸せに感じられる社会を目指して、事業を推進しております。

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